2009年2月22日日曜日

塚崎古墳群(肝付町)

最後に訪れた塚崎古墳群。(肝付町)地図にある「39号墳」は、日本最南端の前方後円墳である。
「塚崎の大楠」鹿児島で3番目の大きさ。天然記念物である。弱ってきたため樹医が手当をしている。
なんと、古墳(1号墳)の上に生えている。樹齢1200年とも言われている。「蒲生の大楠より樹丈が高い」という声もあった。

日本最南端39号墳を後円部から見たところ。






39号墳を側面から見たところ。ちょっと見にくいが、稜線を見ると、後円部(向かって左)に比べて前方部(向かって右)が低くなっている。これは、古いタイプ(4世紀後半(390年頃)の前方後円墳である。
そもそも、古墳は、被葬者を盛り上げた土の中に埋葬することから始まった。つまり、円墳が基本である。その後、円墳の前面に通路を設け、葬儀に関わる儀式を行った。その前面通路が前方部の始まりである。時代が進むにつれ、既成の墳墓との差別化を図るために、前方部を高くjする墳墓が現れ始めた。それが前方後円墳という形として完成したのである。




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