2008年11月22日土曜日

幕末維新講座①

本日より5回連続で行われる幕末維新講座。午後2時開始。10分ほど遅れて会場に着く。
第1回目のテーマは「財政再建」 薩摩藩は最大500万両の借金を持っていたが、
10年間で見事に返済し、50万両の蓄財まで成し遂げる、その中心となったのが
調所広郷(ずしょひろさと)である。講演は、調所の行った財政再建の具体的内容を中心に、薩摩藩史を経済的視点で描写するものである。ある程度の内容は知っていたが、今回初めて分かったのは
偽金作りに調所が関わっていなかったということである。その中心となって活動したのは、大久保利通と小松帯刀だった。

講師は黎明館の主任学芸員徳永氏 滑舌が悪く、聞き取りにくかった。

200名ほど収容できる会場はほぼ満員。(鹿児島県立短大)
ミニ情報・1両は現在ではいくらか
貨幣価値を直接比較はできない。米の値段で比較する。
1両=1石=10斗=100升の米の値段
10kg=7升である。現在10kgの米は、高いもので5000円程度とする。計算しやすいように4900円とすると、4900÷7=700円となりこれが、1升の米の値段である。だから 100升=1石の米の値段は、700円×100升=70000円となる。つまり1両=現在の価値で70000円くらいとなる。
現在は米の値段が安くなっているので、もっと高い時期なら、10万円くらいの価値があったと考えてもよい。つまり、1両=7万円~10万円というところか。
また、1両=50貫=4000文というから、これも計算しやすいように1両=80000円とすると、
1文=20円となる。江戸時代、かけそば1杯16文だったというから、現在では、320円くらいとなる。
立ち食いそば屋なら現在でも妥当な値段である。



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