2009年11月14日土曜日

下鶴遺跡①

鹿児島国際大学生涯学習センター特設講座「遺跡と博物館の魅力を訪ねる」第5回。今回のツアー先は、伊佐地区である。最初に訪れたのが、下鶴遺跡である。この遺跡は、香月川流域の激特事業に伴って現在発掘調査進行中のものである。縦700m横100m 40000平方メートルの広大な現場では、現在約80名のスタッフが関わっている。縄文~江戸時代までほぼすべての時代の遺物・遺構が約1万6千点ほど発見されている。
土器類は、ほとんどが破片として発見されるが、中には、形をとどめたまま発見されるものもある。写真は弥生時代のもの。

弥生時代の遺構。ここからは、青銅製の武器の刃が、発見された。鹿児島初とのこと。この遺構の目的ははっきりしないが、ガイド役、埋蔵文化センターの黒木さんによると、「子供用の墓ではないか」とこのこと。遺構(墓)の軸が高千穂の峰に向いているというのも、何か意味があるのではないかと言っていた。


土器が、ほぼ原型のまま出土している。これから、掘り出すのだという。



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